原作漫画第9巻をまるまるこの一話使ってやっています。漫画では男で悩んでる相がでてるとスレッガーに指摘されたセイラがキャスバル兄さんのことを回想する形で始まる章ですが、このアニメ版ではそこは端折られ、ルウム戦役でのシャア中尉大活躍シーンで始まります。それ以外で大幅な変更はなかったと思います。
というわけで内容だけ知りたければ漫画で十分ですが、やはり総監督からして原作者本人の安彦良和ということもあり素晴らしい出来になっていました。まだ幼さの残るキャスバル役に田中真弓の低い声を当てさせたのはどうだったかなとは思いましたが、ラルやハモン、キシリアやドズルなど、TVアニメファーストガンダムとの関係で難しそうな役どころは皆びしっと決まっていました。
メカの表現についてはCGモデルをすべらせてるだけのような軽い動きです。ここだけは残念でした。ガンダムUCなんかではとても上手くやってるのに、このオリジンではいかにもなCGモデルがそのまま動いてます。PS2レベルのゲーム画面と言えばわかりやすいか、そんな感じですね。このままでやるのか、出来れば改善して欲しいところです。(MSについては冒頭を除くとガンダンクがキュルキュル走るシーンくらいしかありませんが)