soiboshiさんの評価レビュー

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なぜ2期でやってくれなかったのか……

観賞手段:テレビ、VoD
ネタバレ
寧子たち造られた魔女には命のタイムリミットがあり、
それを緩和するためには研究所の薬が必要……
という厳しく縛られたなか進むストーリイが好きでした。

閉塞感や悲愴感の漂うなか、随所に盛り込まれた温泉ネタや、
おっぱいネタのミスマッチさが笑えて好きでした。

主人公の良太以外はメインキャラがほとんど魔女で
ハーレム状態でしたが、例えばCLANNADの岡崎のように、
良太には好感が持てました。昔のトラウマから人の死を身近に思い、
よく行動し、よく泣く純粋さがよかった。

面白いのでコミックスも買いました。
で、読んだのですけど面白いですね。

制作者は、なぜこの魅力的な設定を持った作品をたった13話の
1クールアニメにしようと思ったのでしょうか?
DVDやBlu-rayを売りたいからでしょうか。
できることなら2クールでじっくり作ってほしかった。

終盤の展開が詰め込みすぎで、唐突で駆け足になっているのが
観ていて歯がゆくてたまりませんでした。
最終話は多少マシだったけれど、作画の崩れも気になった。
宇宙人についてがなげっぱになっているのがなんだかなぁ。

コミックス読まないと本当のよさが判らないと思う。
小五郎の研究についても中途半端だし、
ヘクセンヤクトに至っては、終盤いきなりの登場で、
コミックスで知っていてもちょっと笑ってしまいました。

真子と寧子が姉妹であるという事実もなんかもっと尺が
ほしかったですね。ありがちな安っぽい設定になってしまった。
寧子は戻って来たが、真子は最後どうなったのだろう……

なんか、こう、もったいない感がすごいんですよ。
まとめかたがダイナミックですごくて、勢いで進んで、
勝手に盛りあがって終わっちゃった、という印象です。

弁魔士セシルを手がけた制作者さんの仕事なんですね。
設定を活かしきれず、終盤だれて終わってしまったところに、
嫌な共通点を思わずにはいられません。

セシルと並んで、好きだけど惜しい作品になってしまいました。
soiboshi
soiboshi
ストーリー
4.0
作画
3.5
キャラクター
4.0
音楽
3.0
オリジナリティ
4.0
演出
3.0
声優
5.0
3.5
満足度 4.0
いいね(1) 2014-07-01 01:13:31

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