hogさんの評価レビュー

»一覧へ

信者以外立ち入り禁止

観賞手段:テレビ
ファルコムという会社は調子に乗るとメディアミックスをしたがる会社である。
このレビューを読んでいる諸兄の中で、重度のファルコム信者の方はFalcomスペシャルボックスというものを所持されている方が多いだろう。
本作品を見て、真っ先に頭に浮かんだのがFalcomスペシャルボックスに収録されているラジオドラマである。持っている方は改めて聴いてほしい。アドルが、アレスが、キャラ崩壊すれすれでギャグの掛け合いを行っているというまさにこの作品のさきがけともいうことをしている。
話が少々脱線するが、当時はラジオ全盛期であり、アニメ情報といえばラジオ!といっても良い位アニメ関連のラジオが多かった。(青春ラジメニアや緒方恵美の銀河にほえろ等を聞いていてたアラサー諸兄も多いのでないだろうか)
この作品は良くも悪くもそういったそういった90年代のラジオとアニメの蜜月の雰囲気をそのままに、悪いことに低予算のアニメで現代に蘇らせてしまった作品である。
低予算が悪いとはひとえにはいえない。動きが無いアニメがつまらないとはいえない。それは例えば鷹の爪団のアニメが(万人受けはしないながらも)つまらないか?と問われれば決して首肯出来ない所に現れている。
では、何がこのアニメをここまで駄目にしているのか。それは説明不足かつオタク特有ともいうべき共有の押し付けである。
このアニメは信者以外見ないであろう。だから説明不足でも仕方ない。そういいきるのは簡単である。だが、製作者側が最初からそう諦めるのは許されるのだろうか。
そういった極めてファン向けアイテムとして作るのであれば最初からファルコムスペシャルBOXのラジオドラマ、もしくは付属のアニメDVDとして作ればいいのである。
そういった点をファルコムはもっと真摯に受け止めていただきたいと思う。
とまあ、辛らつなことを書き連ねてきたが、一ファルコム信者としては勿論嬉しい作品である。だが、ファルコムがマイナーメーカーから脱皮するためにももっと力を入れてほしいとは思わざるを得ない作品であった。

結論:ファルコムスペシャルBOXを現代でも蘇らせて下さい、ファルコム様!
hog
hog
ストーリー
2.0
作画
2.0
キャラクター
2.0
音楽
5.0
オリジナリティ
2.0
演出
2.0
声優
5.0
5.0
満足度 4.0
いいね(2) 2014-04-20 08:28:49

ログイン/会員登録をしてコメントしよう!