むうとんさんの評価レビュー

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リアルさと漫画ならではの設定が絶妙なスポーツもの

観賞手段:テレビ
 漫画原作は読んでいませんが、アニメに関して言えば、スポ根らしくていい、と言ったら他のファンの方に怒られるでしょうか。

 同じ少年ジャンプの「黒子のバスケ」は、女子高生の監督が選手を見たら、バスケ選手としての各種能力値がわかるとか、主人公は存在が薄いキャラで試合中に気配を消せてスティールできるのだけれども、徐々に相手選手に慣れてくるところまではいいとして、一度ベンチに下げるとまたその能力が復活するとか、その設定が(昔のスポ根アニメを見てきたせいかも知れませんが)ゲームの世界であって、スポーツものとは思えませんでした。それに対して、「ハイキュー」は、実際のバレーの戦術を下地にしながらも、主人公がスパイクを打つために好き勝手にジャンプして目をつぶってアタックしても、それに合わせるトスを上げられる天才セッターとか、漫画ならではの(実際にはあり得ない)設定がちりばめられていて、現実との兼ね合いというか、バランスが素晴らしいと思います。

 この「とんでも速攻」を唯一の武器として、試合に勝つために努力する主人公たちの様はいかにも少年ジャンプという感じです。

 個人的には、9話が泣けました。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、これから見る人、見てみてください

 主人公のキャラも嫌みがなくてスポーツものの主人公として適していると思います。ひさかたぶりに胸を熱くさせてくれるスポーツものだと思います。
むうとん
むうとん
ストーリー
4.5
作画
4.5
キャラクター
4.0
音楽
3.5
オリジナリティ
3.5
演出
5.0
声優
-
3.5
満足度 4.0
いいね(0) 2014-08-05 18:00:30

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