にゅまさんさんの評価レビュー
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観賞手段:劇場今更クオリティについて口の挟みようの無いヤマト2199の新作劇場版だが、注目すべきは「大作じゃなくても映画に出来る」と言う事だ。 劇場版ヤマトと言えば作る度に大作である事を要求され、敵の規模も救うべき危機もインフレし切って企画自体が疲弊していった。 対する今作は、確かにガトランティスとヤマトの初遭遇戦と言う彗星帝国戦の発端的エピソードではあるが、決して大がかりな星間戦争に広まらずに収拾を付ける。しかも波動砲も撃たずに。 だが、スケールが小さくとも見所はあり、ヤマトらしく熱く浪漫溢れる展開も十分に用意されている。 そしてイスカンダルからの帰路と言う事で、成長した古代の頼もしさ、それを嬉しげに見守る真田や新見、沖田艦長らの姿もまた感慨深い。 ヤマト2199本編と旨くリンクしているが故に、多少一見さんお断りな部分も多少あるが、今後の展開を期待する方々は投資甲斐のある1本だろう。
- ストーリー
- 4.0
- 作画
- 4.5
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- 4.0
- オリジナリティ
- 5.0
- 演出
- 4.5
- 声優
- 4.5
- 歌
- 4.0