京都弁がいい!リアルな雰囲気のある神様ものほっこりコメディ
観賞手段:テレビ
最近多い「神様もの」ですが、その中でもかなりいい出来の作品でした。
舞台は京都ですが、キャラクターがみんな地元の言葉(京都弁)で話しているのがいい。主人公のいなり達は中学生という設定ですが、中学生としての行動、振る舞いもすごくリアルで、よくアニメでありがちな巨乳美人中学生とかは出てこない。主人公のいなりは、背が小さくて子供っぽい感じの子なんだけど、その描き方が実にリアル。ただの「いい子」じゃなくて、いろいろな内面の葛藤なんかもある。そういう意味では、本作は中学生の女の子のリアルなドラマと言ってもいい。
さらに神様の設定がいい。一番重要なうか様の存在はもちろん、アマテラスやスサノオなどの描き方は一見コミカルで、神様達も非常にシンパシーがもてる存在なのだが、しっかりと神話の背景に基づいていて、そのあたりの知識がある人が見てもおもしろいと思う。基本的にはコメディタッチで描かれるが、なかにはいろいろなドラマもあって、見飽きない。人間の中での葛藤、人間と神様の間での葛藤、いろんなものがからみあっていて、1クールでよくまとまっていたなと思う。
作画、演出、音楽なども雰囲気があってよかったです。名作ではないでしょうか。
- ストーリー
- 4.5
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 5.0
- 音楽
- 4.5
- オリジナリティ
- 5.0
- 演出
- 5.0
- 声優
- 5.0
- 歌
- 4.5
満足度
5.0
いいね(1)
2014-03-21 13:23:14