あにめい太さんの評価レビュー
»一覧へ「火垂るの墓」の北方版
観賞手段:テレビテレビで観ました。 本作の意義はよくわかります。こういう歴史を語り継いでいかなければいけないと。その意義は重く感じながらも、アニメーション作品として、主に若い世代に見せると思うと、いくつか厳しいことを言わざるを得ない部分もあります。 おそらく、制作側のメッセージは「戦争の被害を受けた民間人の運命」なのだと思いますが、それにしては、日本側の戦争が描かれていない。子供達はまさしく戦争の被害者ですが、ある意味勝手すぎて、感情移入できない。このあたりは、「火垂るの墓」に似ていますが、より酷い感じもします。 義務的に見せなければいけないという感覚もわからないではないですが、この断片だけで、戦争の問題は語れない。そんな感じもします。「火垂るの墓」を超えられなかった時点で、この作品の評価はある程度決まってしまった気がします。
- ストーリー
- 3.0
- 作画
- 4.0
- キャラクター
- 3.5
- 音楽
- 3.0
- オリジナリティ
- 4.0
- 演出
- 3.5
- 声優
- 3.0
- 歌
- 3.0