「まおゆう」の原作者でもある「橙乃ままれ」が手掛けたストーリー。
同様のシチュエーション作品である「ソードアート・オンライン」とは
違った基軸を打ち出していて良かったと思う。
ギルドやNPCとの関わり等、オリジナリティも存在したと思う。
作画担当はサテライトだが、光源処理にサテライトっぽさがあるが
それ以外は、過去作品と比較しても、良い意味でも悪い意味でも
サテライトっぽくなかった。ただし作画崩壊等は発生しなかったので
高水準の作画を全編通して維持出来ていたと思う。
シロエを中心に、主要登場人物それぞれを活躍させる話が用意されており
破綻する事なく、最期まで良い演出が出来ていたと思う。
職業やスキルによって、各キャラクターの差別化、
個性を際だたせることにも成功していたと思う。
声優は、中堅と新人(と私は思った)を起用していたが
バランスのとれた配役だったのではないだろうか。
ブシロード系を手がける高梨康治の音楽も良かったと思う。
メインテーマ(+派生曲)に好印象を抱いたのは私だけではないと思う。
OPについては、どちらかと言えば世界観と合わない印象だった。
逆にYun*chiによるED「Your song*」は「ずっと」の歌詞部分がキャッチーで
歌声と相まって、好印象を抱いた。
NHK教育、土曜日夕方、地上波放送という事もあり
字幕付きで放送されていたのも良かったと思う。
各キャラクターの名前や、台詞の聴き逃しを防げるので
同様に字幕付きで放送される作品が増えれば良いと思う。
データ放送を利用したマイルや用語解説は、
ネットゲーム特有の世界観と合致し、
相乗効果が発揮されていたと思う。
2014年秋に放送開始される第2シリーズが今から待ち遠しい。