ゲームコラボのアニメとしての新境地?
観賞手段:テレビ
その作品名は知っていたが、実際にプレイしたことはないゲーム「ダンガンロンパ」。そのアニメ版ということで、何気なく視聴し始めたのだが、1話、2話と見るうちに、そのただならぬ雰囲気と、謎解きのおもしろさに興味がわき始め、アニメを見る前にゲームをやらないと!と、iPhone版の原作ゲームを始めてしまった。その後は、ゲームのほうにはまってしまい、アニメよりも先にゲームをコンプリートしてしまったので、アニメ版のほうは、ゲームの後追いとなってしまったわけだが、それでも、この作品の魅力は衰えない。それがすごいところだ。つまり、原作ゲームがよほどいい出来だったということである。
両方見て思ったのは、本作は、まさにゲームの世界をそのままテレビアニメへと移植してきた感じということだ。シナリオも声優も、ところどころで出てくるゲーム的エフェクトも、そしておそらく原画さえ両方で使い回している。ということは、原作のデータをほぼそのまま使いながらアニメができるというわけで、作る側にしたら、とてもメリットが大きい。そして、アニメで気付いて、ゲームをプレイしてしまうような(数年も前のゲームなのに)僕のような人が、きっと何人もいたと思うので、これはゲームを手がけるメーカーとしても、非常にいい効果が得られたんじゃないかと推察する。こうしたメディアミックスは、あまりピタリとはまった例はない気がするが、本作に関しては、登場した時期がずれていることはあるが、ゲームの世界をほぼそのまま持ってきて成功した希有な例ではないだろうか。
ちなみに、モノクマの大山のぶ代さんは、当たり役ですねー。主役の苗木君役の緒方恵美さんは、まんまシンジ君でしたw
- ストーリー
- 4.0
- 作画
- 4.5
- キャラクター
- 4.0
- 音楽
- 4.0
- オリジナリティ
- 4.5
- 演出
- 4.0
- 声優
- 4.5
- 歌
- 4.0
満足度
4.0
いいね(0)
2013-10-03 18:53:14