ボーカロイドに関するアンケート調査結果が発表に! 好きな音楽ジャンルで第8位、初音ミク認知率95%、30代の4割はTVがキッカケ

2013年02月26日 16:420

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「ボーカロイドに関する調査」の調査結果が発表された。

 

 


これは、東京工芸大学芸術学部インタラクティブメディア学科が2012年4月に作詞作曲の演習用ソフトウェアとしてVOCALOID3を導入したことにちなんで行ったモバイルリサーチ。ボーカロイドなどを利用した"能動的な音楽の楽しみ方"についての意識や実態を探るべく、2013年1月28日~1月30日の3日間、携帯電話によるインターネットリサーチで音楽を聴くことが好きな12歳~39歳にアンケートを実施し、1,000名の有効サンプルを集計した(調査協力:ネットエイジア株式会社)。

 

以下、調査結果より(東京工芸大学調べ)。

 


◆ 「好きな音楽はボカロ曲」10代女性で4割
好きな音楽のジャンルについて聞いたところ、「ポップス・J-POP」が最も高く(83.0%)、次いで「アニメソング」(38.3%)、「ロック」(37.2%)、「ヒップホップ・ラップ」(26.4%)が続いた。また、「ボーカロイド曲」(17.4%)は上位8位に挙がり、ボーカロイド曲を好む割合は若年層、特に女性で高く、10代女性では4割(40.0%)が好きな音楽のジャンルとして挙げている。


◆ 音楽購入のきっかけは「動画共有サイト」25.4%、10代では「TVやラジオ」と同程度の影響力
最近1年間に音楽を購入するきっかけとなったものを聞いたところ、「好きなアーティストの新譜が出て」が48.5%で最も高く、次いで「ラジオやTVで気に入って」33.6%、「動画共有サイトで試聴して」25.4%。「最近1年間に音楽を購入していない」との回答も2割(19.8%)。また、動画共有サイトに注目すると、音楽の購入においては今やラジオやTVなどのマスメディアに次ぐ影響力を持っているようで、特に10代にはその傾向が強く、ラジオやTVをきっかけに購入した割合(32.5%)と動画共有サイトがきっかけとなった割合(33.0%)とが同程度になっている。別の質問結果では、《動画共有サイトで動画を見ること》が『好き』(「非常に好き」+「やや好き」、以下同様)と答えた割合は全体の9割(90.3%)に達しており、この結果からも、今回の調査対象者である"音楽を聴くことが好きな層"に対して、動画共有サイトの影響力が高まっていることがうかがえる。


◆ 音楽の作編曲 「好き」が20.4%、ソーシャルメディアの発信を好む層では26.6%
音楽の演奏と作編曲について聞いたところ、《音楽を演奏すること》が『好き』な割合は45.4%、《音楽を作ること※編曲も含む》では20.4%に。また、音楽の作編曲を好む割合は、ボーカロイド曲を好む層(29.3%)や動画共有サイトの閲覧を好む層(21.4%)、ソーシャルメディアでの発信を好む層(26.6%)などで高くなる傾向がみられた。動画共有サイトなどに投稿された、他人が制作したボーカロイド曲をきっかけに、"自分も音楽を制作して発表したい"と制作意欲を喚起されたためか、音楽をより能動的に楽しむようになったことがうかがえる。

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