アニメ映画「百日紅」、世界のアニメファン/江戸文化ファンが注目! 葛飾北斎/葛飾応為を中心とした江戸の娯楽群像劇

2014年06月13日 16:000

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アニメ映画「百日紅」の制作発表会見が行われた。

 



「百日紅」(さるすべり)は、江戸風俗研究家/マンガ家/文筆家である故・杉浦日向子さんの代表作「百日紅」を原作とした長編アニメ映画。江戸の浮世絵師として一世を風靡した葛飾北斎、裏側で北斎を支え続けて自身も浮世絵師として後に北斎名義で大量の作品群を残したと言われている娘・お栄(葛飾応為)を中心に、絵を描く人間たちと江戸に生きる町人たちとの交流を描いた娯楽群像劇として2015年内に劇場公開となる。監督は、「河童のクゥと夏休み」「カラフル」などのアニメ映画のみならず、「はじまりのみち」で実写にも挑戦して国際的に高い評価を得ている原恵一さん。アニメーション制作は、Production I.G。

 

今回、アニメ映画の祭典「アヌシー国際アニメーション映画祭」内において、制作発表会見を実施。前売券が早々に完売となったことから早朝より当日券を求める長蛇の列ができ、最終的には250人収容の会場に350人以上の人が詰め掛けるといった大賑わいになった。


会見は、作品の世界でもある江戸時代と浮世絵についての概要説明から始まり、葛飾北斎とお栄のプロフィールや原作者である杉浦日向子さんを紹介。その後、原恵一さんが、杉浦さんに対する熱い思いが原動力であることを伝え、キャラデザインや江戸時代再現の課題として両国橋を実例に美術ボードの一部を披露。そして、世界初公開となる特別プロモーション映像を上映した。客席からは、画像や映像が映し出される度にどよめきや笑顔がこぼれ、大きな拍手が巻き起こった。


・制作スタッフコメント
最初観客に北斎は知っていますか?と聞いたのですが8割以上の方がご存知で、改めて北斎の凄さにびっくりしました。そのような関心の高い方々が集まっての会見でしたので、皆さん発表する一つ一つに反応があり、この作品の関心の高さが感じられ、会見終了後も多くの方に期待していると声をかけられ、非常に良い会見でした。この盛況振りを原監督を始めスタッフにも伝えて、より一層良い作品に仕上がるように頑張りたいと思います。

 

<ストーリー>
舞台は江戸時代――。
庶民が好んだ、江戸の風俗を描く〝浮世絵“。それを世に放つ江戸の浮世絵師として生涯、浮世絵を描き続け一世を風靡し、3万点を超える作品を発表し、今もなお世界中を魅了し続けている葛飾北斎と、その制作の裏側で北斎を支え続け、自身も浮世絵師として後に北斎名義で大量の作品群を残したと言われている娘、お栄(のちの葛飾応為)を通して絵を描く人間たち、江戸に生きる町人たちとの交流を描いた原作を原恵一監督が大娯楽群像劇として描き出します。

画像一覧

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百日紅~Miss HOKUSAI~

百日紅~Miss HOKUSAI~

上映開始日: 2015年5月9日   制作会社: プロダクションI.G
(C) 2014 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会

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