「攻殻機動隊ARISE」製作発表会レポート! I.G石川社長:「黄瀬が上げてきた素子を見たときにヤバいと思った」「これは本気だなと」

2013年02月15日 11:480

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

2月12日に開催された「攻殻機動隊ARISE(アライズ)」製作発表会の模様をお伝えしよう。



 

新作アニメ「攻殻機動隊ARISE(アライズ)」製作決定! 第4の「攻殻」、黄瀬和哉×冲方丁×コーネリアス
新作アニメ「攻殻機動隊ARISE(アライズ)」、全4部作で劇場上映も実施! 草薙素子は坂本真綾が担当



発表会には、黄瀬和哉総監督、シリーズ構成・脚本担当の冲方丁さんのほか、プロダクションI.G社長の石川光久さん、慶応義塾大学教授の夏野剛さん、角川アスキー総合研究所の遠藤諭さんが登場。会場となった六本木nicofarreには200名近い媒体関係者が駆けつけるなど、注目度の高さを見せつけたようだ。以下、オフィシャルレポート。


  プロダクションI.G 石川社長による『攻殻機動隊ARISE』の紹介
ニッポン放送・吉田尚記アナウンサーによる総合司会で幕を開けた製作発表会。トップバッターとして、『攻殻機動隊』を映画、TV シリーズと映像化、そして『攻殻機動隊ARISE』の製作を手掛けているプロダクションI.G 代表取締役 石川光久が登場。
石川「『攻殻機動隊』というタイトルは日本だけじゃなく、世界にファンをいっぱい抱えているのですね。アニメ―ションの潮流は2D から3D に移ってきているのですが、ここは日本の2D アニメのすごさを見せつけてあげたい」と語った。



  ゲストを迎えて、新シリーズと『攻殻機動隊』世界観を語るトークセッション
次にゲストとして、ネット社会に精通し、『攻殻機動隊』の大ファンだと自認する夏野剛(慶應義塾大学 政策・メディア研究課 特別招聘教授)と、テクノロジーに造詣の深い遠藤諭(株式会社角川アスキー総合研究所 取締役 主席研究員)がステージに登場。原作にもアニメにも強い衝撃を受けたという夏野氏は、「未来の生活ってこんな感じで、こんな技術が必要みたいなことを『攻殻機動隊』は丁寧に描写してくれているわけです。それを実現しなくてどうする」と作品で描かれる未来社会のリアリティを絶賛する。続いて遠藤氏は、「いま脳とコンピューターが繋がり始めているんです。次に繋がるのは身体しかない」と急激な科学技術の進歩の中で、人間とコンピューターの付き合いが、今や『攻殻機動隊』前夜にある」と語った。最後に、『攻殻機動隊』新プロジェクト始動に際しての期待感については、夏野「ここ数年でIT のリアルなテクノロジーもずっと進化しています。それが作品をどう刺激して、どういう形で表現されるかめちゃくちゃ楽しみですね。」遠藤「映画とか時代考証とか科学考証があると思うんですけど、通常とは逆に、作品を見て作品検証みたいな、今をどういう風に描いてくれているのか、そういうのを確かめる楽しみがあると思います」と語ってくれた。

画像一覧

  • 写真左から、石川社長、黄瀬総監督、坂本真綾さん、冲方丁さん

関連作品

攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL- 「border:1 Ghost Pain」

攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL- 「border:1 Ghost Pain」

上映開始日: 2013年6月22日   制作会社: プロダクションI.G
(C) 士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会

関連シリーズ

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。