「キングゲイナー」、総監督・富野由悠季が10周年コメントを発表！ 「乱れた男と乱れた女が、寒さを忘れてガンバレば熱くなる。そういう気合で制作をした」

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3月22日に発売となるTVアニメ「オーバーマン キングゲイナー」10周年記念BD-BOXの描き下ろしイラストが完成。富野監督のコメントとあわせて公開された。

「ガンダム」の富野由悠季さんが原作・総監督を務めたサンライズ製作のロボットアニメとしておなじみの「オーバーマン キングゲイナー」。2013年に10周年を迎えることを記念し、最終話放送日（2003年3月22日）と同じ3月22日にBDメモリアルBOXを発売する。また、連動企画として、ファンに自由な発想でオリジナルのオーバーマンをデザインしてもらうという「オリジナルオーバーマンコンテスト」や東京国際アニメフェア2013（3月21日～3月24日/東京ビッグサイト）でのステージイベントが行われることも決定している。

今回公開となった描き下ろしイラストは、吉田健一さんによるBOXイラストと、安田朗さん、西村キヌさん、中田栄治さんによるインナージャケットイラスト。BD-BOXはこれらのほか、映像特典"富野由悠季監督最新作「キングゲイナー」のできるまで"、企画時の資料や版権イラストをまとめた32Pアーカイブス、16Pライナーノートなどが付属する。

このほか、2月7日よりhttp://live.b-ch.com/b-aniroad-gainerで「オーバーマン キングゲイナー」の無料ライブ配信が行われている。配信は毎週月曜～金曜19:30～/再配信24:30～。

以下、富野由悠季さんからのコメント。

・富野由悠季総監督　キングゲイナー10周年コメント
あれがロボットものか!?
　乱れた男と乱れた女が、寒さを忘れてガンバレば熱くなる。そういう気合で制作をした。吉田・安田コンビに中村・西村が噛みこんで、メカからキャラから創り出し、まだ若いライターも結集してくれて、作曲では田中公平が参加してくれれば、役者だって知った風な組み合わせにはしなかった。問題はゲームのキングが事件に参加したことで何かがズレていった。ソー監督にゲーム感覚がなかったせいだろう。もっとベタベタとキャラクターをいじりまわせれば良かったのだ。とはいえ、今になって見れば、アナ姫様から誰でも彼でも、毛皮のコートとジャンバーの下は汗かいているだろうという感覚は嬉しい。その感覚は、十年経ってむしろ生々しく感じる。
　アイデアより体力が必要な希有な作品で、もっとも難しいジャンルだということは知っておいていただきたい。