庵野秀明:「(宇宙戦艦ヤマト2199は)本当に一日でも早く観たいと思っている唯一のアニメです。僕は今、このアニメだけを観ていたい。」

2013年01月24日 19:120

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1月22日に新宿ピカデリーで「宇宙戦艦ヤマト2199 たっぷりヤマトークナイト・第四章」が開催された。




 

毎章恒例の同イベントだが、以前お伝えしたとおり、今回はオープニング映像の絵コンテを担当した庵野秀明さん(ヱヴァ総監督)がゲストとして登場。出渕裕総監督と内容たっぷりのヤマトークを繰り広げた。


庵野さんへのオファーについて出渕さんは、「"この作品をきっかけにアニメ業界に入った人に、この作品を携わって欲しい"という想いがあり、オープニングならお願いできるかなと考え、庵野さんにお願いしました」と経緯を説明。一方、庵野さんは、「オファーがきたときは"オリジナルのまま作るよ"と伝えましたが、それでもいいとのことで引き受けました」とコメント。作品については、「『2199』は出渕さんの想いがいっぱい詰まっている、本当に良い作品だと思います」と感想を語った。


そして、オリジナルの「宇宙戦艦ヤマト」放送開始当時、2人とも第1話を見逃して第2話から視聴していたことが判明。「宇宙戦艦ヤマト」という作品は少年の頃の庵野さんにとって、自身を突き動かすことになるほどの凄い衝撃だったという。また、庵野さんは沖田艦長と森雪(出渕さんはデスラー)を好きなキャラに挙げ、「沖田が好きな理由はやっぱり大人だったからですね。ひとつひとつの台詞に痺れました。エンディングをみると沖田が一番上にクレジットで出ているように、やはり沖田が主役なんだなと思っていました」と当時を振り返った。


このほか、2人の昔話でも会場が笑いに包まれるなどの盛り上がりを見せていた。なお、2月22日にはBD/DVD第4巻が発売、4月13日には第五章のイベント上映が開始、5月28日にはBD/DVD第5巻が発売となる。

 

 


・庵野秀明コメント


――『宇宙戦艦ヤマト2199』を観てどのような感想を持ちましたか?
『宇宙戦艦ヤマト2199』は今僕が“一番”楽しみにしているアニメーションです。次回を一日千秋の想いで、本当に一日でも早く観たいと思っている唯一のアニメです。僕は今、このアニメだけを観ていたい。本当にそう思っています。『ヤマト2199』をよろしくお願いします。ぶっちゃん(出渕裕総監督)すごいよ!素晴らしい!! ヤマトファン第一世代の庵野秀明でした。


――TV放送が決定しましたが、若い世代の人たちに向けメッセージをお願いします。
『ヤマト2199』が今度テレビで始まりますが、『ヤマト』をまだ観ていない若いファンの方に、とにかく一言言っておきたいのは、『ヤマト2199』を観る前にオリジナルの『ヤマト』をまず観てくれということ、まずはそこからです。オリジナルを観たうえで『ヤマト2199』を観ると、本当に良いと思います。これが“鉄則”なので。バンダイビジュアルから発売されていますので、DVDでもブルーレイでもとにかくまず最初のオリジナルシリーズを観て下さい。

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関連作品

宇宙戦艦ヤマト2199

宇宙戦艦ヤマト2199

放送日: 2013年4月7日~2013年9月29日   制作会社: AIC/ジーベック
(C) 2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

宇宙戦艦ヤマト

宇宙戦艦ヤマト

放送日: 1974年10月6日~1975年3月30日   制作会社: オフィスアカデミー
キャスト: 納谷悟朗、富山敬、仲村秀生、一龍斎春水、青野武、永井一郎、緒方賢一、伊武雅刀、平井道子、木村幌
(C) 東北新社

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