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10月27日に公開となるアニメ映画「009 RE:CYBORG」(ゼロゼロナイン リ・サイボーグ)の完成報告会とワールドプレミアが宮城県・石巻市で行われた。
原作者である石ノ森章太郎さんの記念館「石ノ森萬画館」で行われた完成報告会には、神山健治監督と石井朋彦プロデューサーが登場。神山監督は過去に、「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」の東北での公開が震災の影響で延期された経験があり、今回は東北での公開が決まった際に、自ら震災の傷跡がまだ残る石ノ森萬画館を訪問。完成を誓うとともに、海外の映画祭への参加はせず、"石巻市でワールドプレミアを開催する"ことを決めたという。以下、コメント。
◆神山監督コメント
1年4ヶ月前に萬画館を訪れて以来、誰よりも早く石巻市の皆様に完成した作品を観てもらいたいと思っていました。今回、こうして無事に石ノ森章太郎先生にも完成の報告が出来て良かったです。早く石巻市の市民の皆様に観て頂いて、少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
また、ワーナー・マイカル・シネマズ 新石巻で行われたワールドプレミアには、前述の2人とTV版のテーマソングを歌う成田賢さんが登場。館内は、主人公の島村ジョーをはじめとした各キャラで埋め尽くされ、全体がサイボーグ009のテーマカラーである赤と黄色に染まった。また、レッドカーペットには、300人を越える観客が集結。神山監督が登場すると、地元・石巻の人々からも大きな歓声が上がった。舞台挨拶では、神山監督は「この作品を世界のどこよりも先に石巻で見せたかった。それを今日、実現出来た事が嬉しい。是非、楽しんで帰って欲しい」とコメント。キャラと同じサイボーグスーツを着た子どもたちから花束が贈呈されると、笑顔がこぼれた。最後に、成田賢さんがテーマソング「誰がために」を披露し、ワールドプレミアは好評のまま幕を閉じた。