中島愛、音楽活動無期限休止の真相を激白! ラストライブ「Thank You」レポート

2014年03月31日 11:410

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声優・中島愛さんのラストライブ「Thank You」が3月20日に日本青年館で行われた。

 


「マクロスF」のランカ・リー役で知られる"まめぐ"こと中島愛さん。デビュー5周年記念プロジェクトが一段落し、「ニュートラルな状態でこれからの未来をもう一度見つめ直したい」という中島さんの強い意向を汲み、2014年3月末に本人名義での音楽活動を無期限休止することが決定している。最後の音楽作品は、2月26日にリリースした3rdアルバム「Thank You」。

 

ラストライブは、彼女が初めてステージに立った日本青年館での開催に。2007年8月18日に行われた「マクロス25周年記念ライブ~MINMAY meets FIRE BOMBER~」でシリーズ最新作のヒロイン役として紹介され、「マクロスプラス」の劇中歌「VOICES」を歌ったのだった。


それから、約7年後の2014年3月20日、18時半少し過ぎ。場内が暗転して重厚な音楽が鳴ると、中島さんがステージセット上段に登場。ピンクの花柄のドレスで、髪は黒。長髪を後ろで結んでいる。オープニングナンバーは「愛の重力」。続いて、ステージ前方に降りてきての「Carry Out!」。最新アルバム「Thank You」より、1曲目と2曲目を披露した。


「みなさん、こんばんは、中島愛です」「今日は特別な一日ですけど、みんなにとって幸せな日だったと思ってもらえるように、がんばって歌います」「みんなの声が力になります。最後までよろしくね!」


4曲目からは、「TRY UNITE!-extended version-」「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」「ありがとう」とシングル曲を連続。「みんなもコシコシしよう!」という呼びかけでスタートした「そんなこと~」では、ステージの右端から左端まで行き来して、観客とコール&レスポンス。「ありがとう」は、キーボードの西脇辰弥さんが吹くハモニカの音色に乗せて、しっとりと。歌い終わった後の「ありがと」というささやくようなひと言が印象的だった。


2度目のMCは衣装について。5歳の頃、ドレスとティアラの「お姫様セット」を買ってもらって、それを着るのが大好きだった。一人で歌を歌っていた頃の原点に戻りたい、という思いを込めて、今日の衣装はその時のドレスをイメージしたという。


会場の気分が落ち着いたところで、ゆったりとした曲を歌うコーナーへ。「星空」「素直」「あの日の海」と続く。「あの日の海」では青いライトがステージを照らし、まるで海の中にいるよう。


「みんな一緒に熱くなってくれる!?」と、元気な声で観客を煽った「Wish」から、ライブは終盤へ。「最近のライブではやっていないけど、歌いたかった曲」を集めた4曲メドレーでは、曲ごとにテンションの高いコール&レスポンスが。2012年の曲「Hello!」から一気に2009年発表のセカンドシングル「ノスタルジア」へと、歴史を遡っていく。「ノスタルジア」のアウトロでは、こみ上げてくる気持ちを抑えるように、天井を見つめる姿が印象的だった。


「最後に、中島愛のデビュー曲、聴いてください。『天使になりたい』」


個人名義のデビュー曲で、ライブ本編はフィニッシュ。だが、まだ彼女には歌いたい曲も伝えたい想いもあり、観客もそれを待っている。熱い「まめぐ」コールの後、今度は純白の衣装に身を包んで、中島愛は再びステージに姿を現す。


アンコールでは、「放課後オーバーフロウ」「星間飛行」とランカ・リー=中島愛名義の曲を元気よく披露。だが、「星間飛行」では時々歌が止まってしまい、観客が合唱して彼女を元気づける場面も。


歌い終わると、場内の空気は一変していた。終わりが近いということは、誰もがとうに知っていた。「泣かないと決めていたけど、ダブルデビュー曲(アンコール前の「天使になりたい」とアンコール後の「星間飛行」)でうるっと来てしまって……。ごめんね」と、笑顔を見せる中島さん。そしてそこから、この日もっとも長いMCが始まる。自分の言葉で直接ファンに向かって、活動休止への想いを語り始めたのだ。

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