試写会に続き、初日に鑑賞して来ました。
感想を書こうと思ったらネタバレ気にしなければならないと思って公開まで自重しました。
大分前に冒頭部分を見て以来楽しみにしていました。
なるだけ前情報を入れないで見させていただきました。
試写会では視聴前に受けた印象とは違ってこじんまりした印象を受けました。
スクリーンが小さかったからかもしれません。
ただ監督自身もおっしゃっていましたが会話劇であるという話を聞いてなるほどと納得しました。
これは分かたれた世界のお話ではなく、少年と少女二人のお話なんだなと。
その割には心情の変化や決断のときなど二人の成長していく場面でタメや表情のクローズアップが足りなくて
(冒頭部分は結構描写されていましたが)あくまで淡々と物語が進んでいきました。
だからコレはあの世界の大きな歴史の流れの一場面を切り取ったお話なんだなと劇場で見て思い直しました。
例えば世界が空に落ちた前後や、交流があったはずの二つの世界の断絶、これからどう世界が変わって行くのかなど様々気になります。
けれど、この話はここで終わりなのでしょう。
それが寂しく思えます。
それらの疑問点や、二人の関係性の終着点などを仲間内で意見をぶつけ合うのがこの映画の楽しみ方なのではないかと思います。