いい作品だとは思う。ただ少し抽象的
観賞手段:テレビ
ミュージカル(舞台)先行型という、初の試みだっただけに、どうなるのか放送前から気になっていました。舞台は見たことありませんが、舞台の世界をアニメに持ってきたらこうなった、という感じは非常によくわかりました。
作品全体の雰囲気は悪くありません。スターを目指す女の子たちが「スターライト」という作品を文化祭で作っていくという過程と、その裏で「地下のオーディション」という謎のオーディションが行われ、各少女キャラの内面が描かれていく。この2つを軸にしながら、徐々にスターライトに隠された秘密が明らかになっていく。そんなお話です。ミュージカルものらしく、音楽もよく、なかなか盛り上がる演出になっています。
ただ、最後まで「地下のオーディション」が一体何のために行われていたのか、どうも腑に落ちない感じがしたのと、現実世界と虚構世界とのリンクが今ひとつ謎なのが気になりました。言ってみれば、かなり抽象的な世界観で、アニメだからそれでもなんとなくいいのかもしれませんが、もう少し何かあればなあという感じはぬぐえませんでした。
あと、声優さんは舞台からそのままスライド登板なのですが、やはりちょっと浮いて聞こえる部分もあって、そこもやや気になった部分です。まあこの手の企画では仕方ないとは思いますが。
- ストーリー
- 3.5
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- 5.0
- オリジナリティ
- 5.0
- 演出
- 4.0
- 声優
- 4.0
- 歌
- 4.5
満足度
4.0
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2018-10-05 17:47:32