本作で描かれるのは、「暁の蜂起」の後のシャアがどのようにして、ジオン軍のMSパイロットになるかという、まさに1年戦争前夜のお話。ラストでは、ついに宇宙世紀0079になり、ジオン軍が地球連邦に独立戦争をしかけるところまで行きます。なので、ファーストガンダム世代には、もういろいろなものがシンクロしてきて、たまらないエピソードになります。
ストーリーは言わずもがな、今回はモビルスーツ(旧ザクやガンキャノンなど)の戦闘シーンも描かれますが、これは圧巻です。ようやくガンダムらしくなってきた!という感じもあります。ララァとシャアとの出会いもあります。ミノフスキー博士も出てくるし、ランバラルや黒い三連星も出てきます。アムロやフラウもね。これで面白くないわけがありません。
ひとつ残念なのは、シャアがいかにしてMSパイロットになるのかが、今ひとつきちんと描かれていなかった点。これは原作では描かれてるのかな? いくら何でも、急にMSのエースパイロットになるってことはないと思うんだけど。あとは、フラウとアムロのキャラデザがやや違和感。少し子供っぽ過ぎやしませんかね。
そのほかは完璧です! ていうか、次回「ルウム戦役」が来秋って! 待ちきれない!!