改めて1期の濃密さを実感 #anime_eupho
観賞手段:劇場
久美子と麗奈の二人に焦点を絞った総集編として、破綻の無い範囲によくまとめられている。サンフェスを中心とした新作部分には、二期で扱われるキャラの紹介的カットも含まれ、また従来部分も大画面に全く負けていない映像クオリティであることが改めて実証され、そもそもTVシリーズでこの出来栄えだったことの凄さを実感する。よく出来た総集編として、1期未視聴者が入り口として観るに十分な出来である。
そして、何より大きいのは劇場の音響設備で合奏を聴ける事である。その為に1期視聴済みであっても観に行く価値のある作品である。
ただし、もちろんダイジェストである。TV版1期の優れているところは密度と完成度の高さにあり、本来削れるシーンなど皆無である。故に集団劇として描かれた中からメイン二人以外のシーンは残念ながら1期を観直すしか無い。また、1話毎に1週間を置いて鑑賞するTVシリーズとして完成された作品ゆえ、1つ1つのエピソードの感慨に浸る間が無く次のエピソードに移される忙しなさもある。
ダイジェストである以上は避けられない欠点ではあるが、しかし1期視聴済み者であれば初視聴時の感慨を思い出すに十分な総集編であり、これらの欠点もまた元々の第1期シリーズの完成度の高さ故である。それを再認識することも十分に意味の有ることと思う。
販促且つ秋予定の2期へ向けての宣伝として、申し分の無い総集編であった。
- ストーリー
- 4.5
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- 5.0
- オリジナリティ
- 4.5
- 演出
- 5.0
- 声優
- 5.0
- 歌
- 5.0
満足度
4.5
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2016-05-03 08:54:11