うらまちゅさんの評価レビュー

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評価出来るのは、挿入歌(番宣含む)と第1話終盤のみ。

観賞手段:CS/BS/ケーブル
ネタバレ
この作品で評価できるのは
「第1話冒頭から終盤まで。漏れそう発言が出る直前まで。」
「放送開始前の番宣CM、及び第1話で使用されていた挿入歌」
この2点だけだろう。

「メロディ・チューバック」の歌う「again & again」は名曲と
感じた、感じていた視聴者は多いと思う。
ただし例によってBD特典商法で楽曲のみの入手は不可能。

思うにあの歌を主題歌、テーマソングとしたまま
せつなさを漂わせた作品構成にしておけば
こんな駄作にはならなかったと思う。

延々とバカップルの醜態を見せつけられる。
皆さん、そんなにドジっ娘好きなのだろうか?
人生経験が少ないのか、現実世界からの逃避なのか
はたまた夢見過ぎているのか、いくらなんでも
あのドジっぷり、バカップルぶりの表現は
やりすぎでしょう。僕にとっては苦行だった。

機能低下による動作不良で、結果的にだんだんとドジが多くなる。
であれば良かったのだろうが。最期の日まで正常動作していた
他のギフティアとの整合性がとれない事態に。
また主人公側ゆえに暴走しないというのも
やはり整合性がとれていない。

致命的なのは、大半の視聴者が勘違いをしている最終回の内容。

「ギフティアは、まっさらな容れ物としては再利用可能」
記憶を消去して、再びやってくる事が出来る云々という
説明が劇中であった筈。あれを念頭におけば
最後にやってきた、握手した対象は「アイラ」な筈。
「外見は同じだけど、記憶を失ってしまったアイラ」
それとまた相棒ごっこ、恋愛ごっこを繰り返しながら
仕事や生活をする訳だ。他の同僚達も同様に。

そう考えると同僚たちも、主人公たちを応援している様に思えて
感覚の麻痺した集団と考えることが出来る。

これが18禁作品であれば、セクサロイドなり性欲処理人形なり
性欲処理ロボットとして扱っていても不思議ではない訳で。

そう考えれば、最終回は感動というよりは
むしろ畏怖、恐怖する内容だと思うのだ。

そうでなければ「プラスティック・メモリーズ」なんて
作品名にはなっていないだろう。
Wikipediaによれば
「無機質、すなわちデジタルな想い出」という意味あいだそうな。
その意味を考慮すると、やはり大半の視聴者が最終回の内容を
本来の意味から曲解、誤解して様に思えるのであった。

キャラクターのかわいい見た目や
声優さんの声に惑わされること無く
もう少し幅広い視点、視野で。

浅慮ではなく深慮して、もう1度視聴すると
感想がかなり変わってしまうのではないだろうか。
うらまちゅ
うらまちゅ
ストーリー
1.5
作画
2.5
キャラクター
1.0
音楽
2.5
オリジナリティ
1.5
演出
1.5
声優
4.0
3.0
満足度 2.0
いいね(0) 2015-07-14 03:24:53

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