もいさんの評価レビュー

30分アニメを3本のアニメで組んだ番組のひとつとして放送されていました。
当時ちゃおを愛読していたので、こっちむいてみい子とヘリタコプーちゃん目当てに見たアニメで、このファンファンファーマシィーにがっつりはまってしまいました。

絵本が原作ですがアニメはオリジナル色が強いです。
小学生の女の子ぽぷりと、魔女のふきこさん、そして妖精たちが送る楽しい日常の話で、少し懐かしくてかわいい。どこかの街にありそうな不思議な商店街のお話です。

初めて見たときは、ぽぷりの声も姿もかわいい！といった印象でした。そして一話の、家からちょうど100歩目にあるふきこさんの薬局にたどり着くシーン。それがとってもかわいくって、よく学校帰りに友達と真似していました（笑）学校からちょうど100歩目は…特になにもなくってがっかりした覚えがあります；

ぽぷりは魔法の香水瓶で妖精を呼び出すことができ、公園の片隅や、路地のすみっこでちょっとした冒険とファンタジーを日々体験しています。この魔法が、どうしてかうまくいかない。空を飛びたいから妖精に大きくなってとお願いしますが、ストップと言っているのにむくむく大きくなってしまい、パニックになったり。新人魔女らしい失敗が面白いです。

それから原作は千と千尋の神隠しのモデルとなった、「霧のむこうの不思議な町」を書いた作者さんの絵本作品と聞き、納得しました。不思議な魔女がいて、ちょっと自分の家から一つ向こうの路地に入ったら魔法を感じることができる。そんな現実とファンタジーの間の世界を体感できる、雰囲気が好きです。